吉田輝星なぜか“人気薄”も…投手No.1の高評価は変わらず

公開日: 更新日:

 すっかり影が薄くなってしまった甲子園のヒーローといえば、吉田輝星(金足農)だろう。

 複数球団の競合どころか、西武の一本釣り、あるいは外れ1位じゃないか――と言われている。少なくとも、ドラフト前日の24日の時点で、吉田の1位指名を公言した球団はない。

 だからといって、吉田の実力に疑問符がついたわけではない。

 在京球団のスカウトは「大学生、社会人の即戦力候補を含めて、今年のナンバーワン投手です」と、こう続ける。

「MAX152キロの直球はもとより、吉田の武器は打者の手元で伸びるキレのよいストレート。さらにスライダーやチェンジアップをはじめとした数種類の変化球の精度も申し分ない。甲子園では制球に苦しんだ印象があるが、普段はもっとまとまっている。フォームが安定しているので、ボールがバラけないのも魅力。フィールディングにも長けており、プロでもすぐに順応できるでしょう」

 元横浜高校野球部長の小倉清一郎氏は、日刊ゲンダイの連載「鬼の秘伝書」で、吉田のスタミナに注目している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」