川崎憲次郎氏が振り返る Rソックスオーナーから直筆の手紙

公開日: 更新日:

 プロ野球のストーブリーグの話題の中心になるFA。今オフは広島丸佳浩(29)、西武浅村栄斗(28)、炭谷銀仁朗(31)、オリックス西勇輝(28)の4人が権利を行使した。FAの申請期間は日本シリーズ終了の翌日から1週間(土・日・祝日を除く)。当事者にとっては人生を左右する「7日間」だ。過去の経験者に当時の苦悩、葛藤、舞台裏を聞いた。

  ◇  ◇  ◇  ◇

 2000年オフ、ヤクルトからFA宣言した川崎憲次郎氏(47)が振り返る。

「まず最初に声をかけてくれたのが中日でした。その後にボストン(レッドソックス)とヤクルトから話があり、中日とボストンからは最初の交渉段階で基本給や出来高など細かい条件を提示されました。特にボストンには出来高に加え、ホテル代や航空券代など、かなり細かい条件まで用意された。交渉は代理人を通じて3~4回。球団オーナーから直筆の手紙までもらった。年俸も破格の金額でした」

 しかし、選んだのは中日。決め手となったのは、当時監督だった星野仙一氏の言葉だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾