延長十回に9失点…広島の交流戦最下位はベンチの自業自得

公開日: 更新日:

 見るも無残な9失点だった。

 この日のオリックス戦。0―0で迎えた十回表、広島を悲劇が襲った。

 4番手の菊池保が2死二、三塁までこぎつけたものの、大城に二塁打、小田に三塁打、中川に二塁打、安達に三塁打と4連続長打を浴びて5失点。この間、投手交代をするわけでもなく、ベンチで集中砲火を見守った緒方監督(写真中央)は、ここでやっと5番手・藤井皓にスイッチしたが、時すでに遅し。結局、この回は2死から大量9点を失った。

 広島は0―0の九回裏に1死一、三塁とサヨナラの好機をつくりながら、会沢、長野が凡退。マツダスタジアムが大きなため息に包まれた直後の惨劇だった。4月10日のヤクルト戦では延長十回に12失点しており、延長イニングで9失点以上2度はプロ野球史上初の赤っ恥だ。

「最後こんな点差になってしまって、この3連戦、いい采配ができなかった。交流戦最下位? そういう結果、内容」とは緒方監督。それもこれもベンチの自業自得だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾