20日開幕ラグビーW杯 日本の1次リーグ対戦国のスゴいヤツ

公開日: 更新日:

J・セクストン(アイルランド・SO)

 世界を代表する司令塔のひとりである。

 不動のSOとして長らくアイルランド代表を牽引。昨年のシックス・ネーションズ(6カ国対抗戦)では、日本代表前ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ率いるイングランドの連勝を18で止めるなど、全勝優勝の原動力に。昨年11月のニュージーランド(NZ)とのテストマッチでは3本のペナルティーキックを決め、オールブラックス相手に本拠地初勝利をもたらした。NZ・バレットら強豪各国の司令塔を抑え、ワールドラグビー(国際統括団体)が選定する2018年の最優秀選手に選ばれた。

 冷静な状況判断に加え、的確なキックとパスは一級品。身長189センチとSOにしては大柄な体格を生かした突破力も武器だ。

 14年にはフランスのプロリーグTOP14ラシンと4年総額約8億円の契約を交わした。当時の仏メディアによれば、選手への好待遇で知られる同リーグで2番目の高給取りだった。

 現在は母国に戻って、古巣「レンスター」に所属。昨年11月にはアイルランド協会と21年まで年俸約7600万円で契約延長に合意した。

 地元アイルランドでは今大会で代表からの引退が噂されており、円熟味を増したセクストンのプレーは日本にとっては間違いなく脅威になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」