ソフトB津森の強靭メンタル 太鼓判の恩師が「課題」と指摘

公開日: 更新日:

 楽しみなルーキーが現れた。

 21日のロッテ戦で日本プロ野球史上初の珍事、初登板で第1打者から満塁弾を浴びた津森宥紀(22=東北福祉大)のことだ。津森は手痛いプロの洗礼を受けたその3日後、今度は12球団の新人で一番乗りとなるプロ初勝利。24日の西武戦の五回に登板すると、リーグ屈指の強力打線を相手に1回3分の1を無安打に抑えてみせた。先頭の山川に死球を与えたものの、「強気でいかないと」と動じる様子はなく、続く外崎、中村、栗山を斬って取り、デビュー戦のショックを感じさせなかった。

 高校時代の津森を指導した和歌山東高の米原寿秀監督はこう言う。

「心配はしていませんでした。満塁弾を食らったあと、私にも連絡が来ました。さすがに今回のことは気にしているのかなと思いましたが、全然そんなそぶりはありませんでしたから。インタビューに『(史上初は自分が1人目ということなので)良いっすね』と答えていたように、あっけらかんとしていました」

 確かに、デビュー戦ではグランドスラムを被弾後に、12人の打者を相手に2安打無失点で4奪三振。頑健なメンタルは折り紙付きということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾