巨人澤村放出は“厄介払い”…それでもロッテで復活する根拠

公開日: 更新日:

 ついに、剛腕の放出が現実になった。

 7日に両球団から発表された、巨人澤村拓一(32)とロッテの香月一也(24)の交換トレード。スポーツマスコミは例によって、「将来性のある左打者を求めていた巨人と、リリーフ陣の強化を望んでいたロッテの思惑が一致した」と解説しているが、澤村の放出に関しては「事実上の厄介払い」(球界関係者)との見方が強い。

■放逐の決定打は?

 2010年のドラフト1位で新人王、16年にはセーブ王にもなった澤村の今季年俸は1億5400万円。制球難という悪癖がクローズアップされるとはいえ、昨季も43試合に登板して防御率2・61と一定の結果を残している。一方、大阪桐蔭から14年のドラフト5位で入団した香月はパンチ力のある打撃に可能性を残すものの、昨季までの一軍出場は47試合で打率・175、1本塁打。伸び悩む高卒6年目で今季年俸は650万円である。そんな超がつく格差を承知で巨人がトレードに応じた背景にはやはり、それでも出したい理由があったのだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白