セ8勝の巨人・戸郷が侍Jに見向きもされなかったワケ…原監督が稲葉監督に進言か

公開日: 更新日:

「虎キラー」がやられた。

 首位阪神と2.5ゲーム差で追う2位巨人が9日、甲子園で激突した。前半戦最後の天王山初戦、巨人の先発を任されたのは、リーグトップタイの8勝を挙げている戸郷翔征(21)だった。

 二回まではパーフェクト投球で滑り出したものの、三回に一塁ゴロをウィーラーがトンネルすると、続く遊撃正面のゴロも坂本がまさかのトンネル。内野に足を引っ張られた戸郷は、この回2点を失った。五回に1失点、六回にはマルテに左越えソロを浴びて6回4失点。試合は七回降雨コールド負けで、戸郷は4敗目を喫した。

 試合前まで阪神戦は通算6試合に登板し、4勝1敗、防御率2.59。そのうち3勝を甲子園で挙げていた。コンディション調整のため、6月27日に登録を抹消され、中12日での登板だったが、首脳陣の期待に応えられず、ゲーム差は3.5に広がった。

 高卒2年目の昨季は9勝(6敗)を挙げて東京五輪を戦う侍ジャパンの稲葉監督も注目する秘密兵器候補だった。さるNPB関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾