借金終戦の巨人で問われる桑田補佐の責任問題 持論と逆の“無茶ぶりローテ投壊”に知らん顔

公開日: 更新日:

 巨人は最終盤に10連敗を喫するなど歴史的失速で61勝62敗20分け。借金1の3位でシーズンを終えた。

■「私の責任」を繰り返す宮本投手チーフコーチ

 敗因のひとつは、これまで巨人の屋台骨を支えてきた投手陣。チーム防御率はリーグ4位の3.63と苦しんだ。8月後半から先発を菅野、山口、メルセデス、戸郷、高橋の5人で固定。中6日から中5日や中4日のローテーションに変更すると、先発陣の早期降板が増え、リリーフ陣の負担も大きくなった。宮本和知投手チーフコーチ(57)は24日の最終戦後、「3位になったという結果は私の責任もある。中5日で投手を詰めてやるというのは私の提案で、(他の)投手コーチを含めて決めて監督に相談したところOKをもらった。それで成績が出せなかったことに対しては、チーフの私の責任」とまるで取り調べに答えるかのように、「私の責任」と繰り返した。

 ただ、中5日や中4日制は、原監督が推奨してきた方針。その指揮官が来季も続投するということは、全日程終了後に宮本コーチが何らかの責任を取らされるのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」