中日・根尾昂にポジションなくいよいよ模索…竜ファン待望の「二刀流」に現実味

公開日: 更新日:

 試合前の時点でチーム打率.225とリーグワーストの中日“貧”打線が爆発した。

 7日のヤクルト戦。二回に投手・高橋宏の2点適時打で逆転すると、四回に8番・京田のソロ本塁打で加点、六回には7番・石川昂とこの日2本目となる京田の2者連続弾で突き放した。

 終わってみれば、15安打11得点の圧勝に、「本当に実現するかもしれませんね」と、ネット裏の他球団スコアラーがこう言った。

「なにが? って、根尾(昂=21)の二刀流ですよ。開幕一軍メンバーに入ったものの、出場はスタメン1回と代打2回による3試合だけ。4打数2四球でヒットは出ていません。外野は中堅の大島が打撃好調で、右翼を守る立浪監督の秘蔵っ子・岡林も打率3割近くをキープ。左翼も新人の鵜飼が3番を任されるなど期待が高い。内野も二塁の阿部が5番に座り、遊撃の京田が打ち始めたらいよいよ根尾のポジションがない。そんな中で立浪監督らがなんとかスター候補・根尾の活用法を模索した結果、出てきたのが投手起用の二刀流。今季は延長戦が復活し、最大12回まで行われる。リリーフ陣の負担を減らすためのピースとして、甲子園優勝投手の根尾の二刀流が現実味を増すのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾