歴代最年少50号ヤクルト“村神様”は足も武器! 三冠王なら歴代初「3年連続2ケタ盗塁」

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 ついに大台に乗った。

 ヤクルト村上宗隆(22)が2日の中日戦で日本人選手では2002年の松井秀喜以来となる50号3ランを放った。22歳での50号は、王貞治の24歳を抜く史上最年少記録だ。

 もっか打率.337、50本塁打、123打点で、セの打撃3冠を独走。さらに村上は打撃のみならず、「足」でも魅せている。プロ野球史上8人目の三冠王となれば、歴代三冠王初の「3年連続2ケタ盗塁」。20年から11盗塁、12盗塁、今季もすでに12個を成功させている。

 1992年に盗塁王のタイトルを獲得し、ヤクルトなどで守備走塁コーチの経験がある飯田哲也氏が言う。

■隙あらば突く

「村上は足が遅いわけでもないが、特に速いというわけでもない。それでもコンスタントに盗塁できるのは、投手の癖を盗んだり、隙を突くのがうまいからでしょう。後はセンスと思い切りの良さ。僕の印象だと、村上は牽制球を1球投げられた後に走るケースが多いように感じる。もともと、打に比べて走のイメージは薄い選手。投手も『そこまで警戒しなくてもいいか』と思い込んでしまうのでしょう。それが隙となり、村上も『この場面で、オレに対して2球続けて牽制球はない』と判断してスタートするのではないか。ベンチにいる時から投手を観察している証拠ですよ」

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