藤浪晋太郎OP戦2度目先発で“メジャー初勝利”も …課題はピッチクロックよりやっぱり制球

公開日: 更新日:

 アスレチックス・藤浪晋太郎(28)が日本時間8日、ダイヤモンドバックスとのオープン戦に登板し、3回を1安打1失点で、で“メジャー初勝利”を挙げた。二回、四球と暴投で2死三塁のピンチを招くと、内野安打で失点した。

 藤浪は渡米1年目ながら、滑りやすいメジャー公式球を操り、硬いマウンドにも適応。多くの投手が時間をオーバーするなど苦戦しているピッチクロック(投球間隔制限)にも余裕を持って対応している。移籍1年目の日本人投手が苦労するメジャーの環境にはスンナリ適応しているようだが、依然として問題は投球間隔よりも制球にありそうだ。

 大谷と投げ合った前回1日のエンゼルス戦では3者連続の四球で満塁のピンチを招くなど、阪神時代からの課題だった制球力不足を露呈した。地元メディアによれば、制球が定まらないルーキー右腕にしびれを切らした野手が頭を抱えるシーンもあったという。

 阪神時代のように四死球を連発する独り相撲が続けば、野手にも悪影響を及ぼしかねない。攻撃のリズムが乱れて、打線の援護が得られないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」