巨人ブリンソン「サイクル安打」は幻に終わるも…丸佳浩がむしろホッとしたワケ

公開日: 更新日:

「三塁打にしてくれればよかったのに」

 幻のサイクル安打に、こう言って苦笑いしたのは、4日のDeNA戦に「8番・中堅」で先発した巨人の新外国人、ルイス・ブリンソン(28=ジャイアンツからFA)である。

 三塁打を残し、サイクル安打に王手をかけて迎えた九回2死満塁。左中間へ走者一掃の当たりを放ち、本塁送球を見届けると、猛然と二塁ベースを回った。三塁へド迫力のヘッドスライディングで判定はセーフだったものの、記録は二塁打。三塁進塁は送球間の判断で、サイクル安打はならなかった。

 三回の第1打席に来日初安打初本塁打。四回2死満塁の第2打席で左中間を破る2点タイムリー二塁打を放つと、さらに右前打、中前打で計5打数5安打6打点。23歳の誕生日だった先発・戸郷を強力援護した。

 身体能力を生かした外野守備とパワーのある打撃がウリ。2012年にドラフト1巡目(全体29位)でレンジャーズに入団。昨季はジャイアンツで16試合に出場し、打率.167、3本塁打で10月にFAとなっていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾