56年ぶり新人プロ初安打が満塁弾! ヤクルト5位北村恵吾が燃やす阪神ドラ1森下へのライバル心

公開日: 更新日:

 ドデカい花火を神宮の夜空に打ち上げた。

 ヤクルトのドラ5ルーキー、北村恵吾(22=中大)が昨9日の広島戦、一軍出場3試合目にして記念すべきプロ1号を満塁弾で飾った。

 しかも、北村はこれがプロ初安打。新人で初安打が満塁弾というのは、1967年の槌田(巨人)以来56年ぶり。この日は犠飛と適時打も放ち、3打数2安打6打点の大活躍である。

 近江高から中大を経て入団。アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏は「中大時代は同期の森下翔太阪神ドラ1)とクリーンナップを打っていた」と、こう続ける。

「森下は練習の虫で、周囲に誰もいなくなるまで、ひたすら個人練習に励んでいた。それを横目で見ながら、『森下の練習が終わるまで僕もやめません』と張り合っていたのが、キャプテンも務めた北村です。打撃のタイプも似ており、2人とも引っ張りも逆方向への打撃もできる打者。ただ、大学時代は森下の陰に隠れた存在だった。ドラフト前も森下が『ドラ1候補』と報じられる中、北村はほとんど活字になりませんでしたから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾