野球U18代表の緒方漣(横浜) 早大との練習試合で夏の県大会のうっぷん晴らす好守と犠飛

公開日: 更新日:

 U18日本代表が早大相手に行った練習試合で、攻守にわたって勝利に貢献したのが2番・遊撃でスタメン出場した横浜・緒方漣だ。守備では中堅に抜けそうな難しい打球を軽快にさばくと、タイブレークの練習ではきっちりと犠飛を打ち上げた。

 緒方といえば、慶応との県大会決勝で併殺を試みた際、ベースを踏んでいないと判定され、甲子園出場を逃すなど“疑惑の判定”に泣いた張本人。この後、まさかの逆転を許し、横浜に勝った慶応は甲子園で全国制覇した。

「大会後、(気持ちが)落ちていた部分が正直あって、切り替えることは時間が経たないと難しかったです。ただ、U18は望みとしてあったので、そこに向けて自分は練習してきて、今はもうしっかり切り替えてできています」

 試合後、早大の小宮山監督は「個人的にいいなと思った選手は緒方漣だよ。彼の今日の守備にゾッコンです」とコメント。緒方は神奈川大会のうっぷんが、少しは晴れたのではないか──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾