オリ山本由伸を「6つも負けてるやん」と口撃…阪神・岡田監督が“先制パンチ”真の狙い

公開日: 更新日:
ゴングが鳴る前に先制パンチ(岡田監督)/(C)日刊ゲンダイ

 現役監督最年長の「古だぬき」が動いた。

 28日開幕の日本シリーズを控えた23日、阪神の岡田監督(65)がオリックスのエース、山本由伸(25)を「口撃」である。

 山本は初戦の先発が確実。しかし、岡田監督は「山本、山本言うてるけど、第1戦に投げる投手としか思ってない。なんで山本、山本言うのか、俺は不思議」と、“先制パンチ”を繰り出した。

 山本は今季、防御率(1.21)、勝利(16)、勝率(.727)、奪三振(169)の4部門でトップに立ち、2021年から3年連続で投手4冠をキープ。誰もが認める日本ナンバーワン投手である。

 それを知らない虎将ではないはずだが、「(山本は)いくつ負けたん? 6つも負けてるやん。大竹は2つや」と言えば、ロッテとのCSファイナルステージ初戦で初回に3失点したことを指摘し、「いい投手ならそんな取られんやろ」とバッサリ。「俺が打者なら、まっすぐを狙う。165キロ投げてるわけじゃない」と、攻略法まで披露ときた。

■95年のヤクルト野村監督を彷彿とさせる心理戦

 1995年の日本シリーズでは、ヤクルトの野村監督がオリックスに心理戦を仕掛けた。本戦の数日前からメディアを通じ、「イチローは内角が弱い」と吹聴。内角攻めを強く意識させ、実際は外角中心の配球でイチローを手玉に取った。それを彷彿させる、岡田監督の言動だ。

「一番の目的は、 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り127文字/全文732文字)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾