新庄監督も見誤った日本ハム万波中正の急成長 侍J合宿で柵越え連発の圧倒的存在感!

公開日: 更新日:

 16日開幕のアジアプロ野球チャンピオンシップに臨む侍ジャパン。6日から始まった宮崎合宿で、首脳陣、選手、ファンの目をくぎ付けにしているのが日本ハム万波中正(23)だ。

「初日のフリー打撃で122メートルのバックスクリーン直撃弾を放って巨人の秋広ら代表メンバーを『やばい』『えぐい』『すごい』と驚嘆させましたが、2日目のこの日もただひとりの2ケタとなる10本の柵越え。圧倒的なパワーと飛距離に、練習の手を休めて見入る選手が何人もいたほどです」(放送局関係者)

 高卒5年目の今季、ついにその潜在能力が開花。惜しくも1本差でパの本塁打王を逃したものの、打率.265、25本塁打、74打点と2年連続最下位球団で気を吐いた。

「キャリアハイの14本塁打を放ちながら打率.203に終わった昨季終了後、実は新庄監督は『今年のようなバッティングだったら、来季はチャンスがない』と厳しい見方をしていたといいます。外に逃げるボール球に手を出すなど確実性の低さを問題視していた。実際、開幕2戦からいきなりスタメン落ち。わずか3年前は二軍でも打率2割に満たなかったことを考えれば加速度的成長で、さしもの新庄監督も予期できなかったのかもしれません。今では自らの背番号1を継承させる1番手と認めています」(球団OB)

 若手中心の侍Jとはいえ、圧倒的存在感。背番号1を背負う資格はある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?