西武がFA山川穂高の“代役”でアギラ獲得へ 190cm、126kg巨漢助っ人いきなり本塁打王の現実味

公開日: 更新日:

 FA山川穂高(32)のソフトバンク入りが決定する中、西武がその山川の代役として、メジャー通算114本塁打のヘスス・アギラ内野手(33=前ブレーブス傘下、右投げ右打ち)を獲得すると18日付のスポニチが報じた。

 この新助っ人は、主に一塁手と指名打者を務め、ブルワーズ時代の2018年に35本塁打、108打点をマーク。今季はアスレチックスで36試合出場、打率.221、5本塁打も、持ち前のパワーと体のデカさが特徴だ。

■専門家は「20~30本塁打の可能性あり」と太鼓判

 190センチ、126キロの体躯は、山川の176センチ、103キロよりも一回り以上大きい。日本球界最重量のスーパーヘビー級助っ人はどれくらい打ちそうか。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「開幕からうまく滑り出せれば、25~30本塁打を打てるかもしれない」と、こう続ける。

「近年は速球に差し込まれるケースが目立ち、本塁打数は減っていますが、日本はメジャーよりも投手の平均球速が5キロほど遅いため、西武は問題なしと判断したのでしょう。33歳と全盛期を過ぎていることもあり、打率や一塁守備に大きな期待はできないでしょうが、初球から積極的に振ってくるフリースインガーではなく、相手投手の失投をじっくり待って狙い打つタイプ。タメをつくって変化球にも合わせられます。実際、今季は右投手のスライダーに対し、2本塁打、3割以上の打率をマークしている。助っ人にありがちな、2ストライクに追い込まれて外の変化球に手を出して空振り三振……というパターンには、ハマらない可能性はある。失投を逃さずきちんと仕留められれば、それに乗じて本塁打数も増えるでしょう」

 今季、パリーグの本塁打王を獲得したロッテのポランコは26本塁打だった。アギラが友成氏の見立て通り25~30本塁打を打てれば、タイトル獲得も視野に入る。

 長打力不足で今季5位に低迷した西武にとっては大きな戦力となりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと