宮崎紘一
著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

日本ゴルフツアー機構の新体制に望む「早急に手をつけるべき4つの事案」

公開日: 更新日:

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)の新体制が3月19日からスタートした。新会長には外部招聘の諸星裕氏(77=米ミネソタ州立大学特別功労教授、元JGTO副会長)が就任。副会長には元日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘氏(68)とジャパンゴルフツアー選手会会長の谷原秀人氏(45)らが就いた。

 諸星会長は「これからは世界と手をつなぎ、共同開催のような形で発展させていきたい。それには世界のプロゴルフ団体のリーダーたちと話をすることが私の務めです」と抱負を述べた。

 今年の国内男子ツアーは過去最少の23試合。来季は更に撤退する大会が増えるとみられ、未曽有の危機を迎えているといってもいい。

 理由は明白だ。日本のツアー組織(男女とも)はあくまで選手を派遣する主管にすぎず、全ての権限はスポンサーである主催者にある。

 何度か述べてきたことだが、「何もできない」ことを理由に「何もしなかった」ツケが回ってきたのだが、そんな言い訳はもう通用しない。起爆剤となるスター選手はすぐには出てこない。改革可能な事案を幾つか挙げてみよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間