FA行使で揺れるソフトB甲斐拓也 待遇を求めるなら残留、出場機会重視なら移籍だが…

公開日: 更新日:

 全国で桜が狂い咲く「暖秋」の中、26日に日本シリーズが開幕する。

 25日には監督会議が行われ、ソフトバンクの小久保監督とDeNAの三浦監督が出席。日本ハムとのCSを無敗で突破した小久保監督は「(メジャーの)ワールドシリーズと被るので注目が分散されるかもしれないけど、日本国民が喜ぶようなシリーズにしたい」と意気込んだ。

 初戦の先発はソフトバンクが有原、DeNAはジャクソンと発表。有原の女房役は当然、甲斐拓也(31)だろうが、その正捕手がFAの行使で揺れているという。

 昨年の契約更改では複数年契約の打診を断り、今季国内FA権を取得。「優勝したいから強いチームに行きたい」とFA宣言する選手もいるが、甲斐は正捕手になって以降は3度のリーグV、4度の日本一と、勝利経験は飽きるほどある。となれば、決断の材料となるのは条件か出場機会か。

 前者なら一も二もなく残留だろう。ソフトバンクほど給料を弾んでくれる球団はないし、まして今季は成績もアップ。昨季は打率.202だったが、今季は.256。本塁打数こそ10本から5本と半減したものの、27打点から44打点、出塁率も昨季の.269から.317と軒並み数字は上がっている。まして今季は4年ぶりのリーグVを達成し、さらに日本一達成ならば十分、球団から好条件を引き出せる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾