西武・外崎修汰の負傷リタイアはチームにむしろプラス 歴史的大低迷から新陳代謝促す絶好機

公開日: 更新日:

 これではシーズン中も無理はさせられないだろう。

 西武の外崎修汰(32)が7日、前日の特守で右ハムストリングを負傷し、別メニュー調整を余儀なくされた。

 長年、二塁のレギュラーを務めていたが、昨季は打率.227、7本塁打、41打点と低迷。2022年には腰、昨季は左ハムストリングを痛めるなど下半身にバクダンを抱えており、守備の負担を軽減するため、首脳陣からオフに三塁コンバートを命じられた。

 キャンプ地の宮崎は全国的な寒波の影響を受け、特守を行った6日の最高気温は10度以下だったとはいえ、首脳陣も頭が痛いだろう。ただでさえ故障がちだけに、これでは開幕後もいつ古傷が悲鳴を上げるかわからない。

 もっとも、今回のベテラン離脱は長い目で見れば、チームにとってはプラスではないか。

 昨季、西武はチーム打率.212と歴史的な貧打に陥り、優勝したソフトバンクに42ゲーム差をつけられるなど、断トツの最下位に沈んだ。若手野手の底上げが急務となっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾