他球団が注視するDeNAとソフトB「データ分析」の意外な共通点…敵軍視察はリモートワークの時代へ

公開日: 更新日:

 DeNAは昨22日、大村、村田両野手コーチがスコアラーを兼務すると発表した。コーチのベンチ入り人数は8人。スコアラー登録をすることでベンチ入りが可能になる。

 そのDeNAは昨季、ソフトバンク相手に日本一を達成した。この両球団は実は、敵軍を現地で偵察する「007」こと先乗りスコアラーを配置していない。その代わり、チーム付きのスコアラーやアナリストを増員し、対策を立てている。

 一昔前、予告先発がなかった時代は、先乗りが投手の練習や帰宅時間などをチェックしたうえで、先発投手を予想した。今はその役割がなくなったものの、キャンプから新戦力を徹底的に分析。開幕後は直近の調子や故障の有無などを調べ、ミーティングを行う。実際に試合でベンチ入りする先乗りもいる。数字や図表だけでは見えない、人間の「目」や「耳」から得た情報によって監督の選手起用、采配を補完しているのだ。

 しかし、先乗り不在のチームが昨季、頂点を争ったことで、「本当に先乗りが必要なのか」と疑問を持つ球団の上層部もチラホラいるという。さる球界OBが言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  2. 2

    ドジャース大谷翔平 本塁打王争いでシュワーバーより“3倍不利”な数字

  3. 3

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  4. 4

    近藤健介「脇腹故障」と柳田悠岐「実戦復帰」が交互に訪れるソフトバンクの悲喜劇

  5. 5

    元女優にはいまだ謝罪なし…トラブル「完全否定」からの好感度アップ図る長渕剛のイメチェンSNS

  1. 6

    高山正之コラム打ち切り…その前に週刊新潮がやるべきだったこと

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 8

    完全復活を遂げた吉田羊と"7連泊愛"中島裕翔の明暗…恋路を阻んだ"大物"による8年前の追放劇

  4. 9

    小泉純一郎と山崎拓が石破首相に授けた「郵政解散」の極意…旧安倍派残党は“抵抗勢力”、徹底締め上げ進言

  5. 10

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔