巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

公開日: 更新日:

 ついに主砲が打った。

 左肘の靱帯損傷で長期離脱中の巨人岡本和真(29)が25日、打撃練習を再開した。ジャイアンツ球場の室内練習場で約70スイング。前からの球を打つのは故障後初だったが、広角に打ち分け、「順調です」と話した。

 5月6日の阪神戦で打者走者の中野と接触して左腕を負傷。全治3カ月程度と見込まれる中、すでに左手にグラブをはめてキャッチボールやノックを行っていた。「距離感とか感覚的にはズレはあるだろうけど、時間もないし、オフシーズンでもないので」と早期復帰に意欲を見せている。

 チームが現在リーグ4位の244得点という貧打にあえぐ中、ナインは主砲の復帰を待ちわびているが、一軍合流はいつになるのか。さるチーム関係者は「打撃練習の再開は早くも遅くもない。予定通り」とこう続ける。

「一軍は8月中だろうけど流動的です。阿部監督は当初、岡本の復帰時期を気にしていたが、最近は落ち着いていて、焦らせない方向という。どうやら心境に変化があったようです。7月中の補強期限が残り1週間を切る中、今から補強をしたところで、たかがしれている。野手で内部昇格の可能性があるのは育成のティマくらい。首位阪神追撃は復帰後の岡本のバット次第だが、10ゲーム差は正直厳しいという雰囲気。それより、来年も岡本が残留する可能性が高まったから、今年は無理をさせたくないんじゃないか。もっかチーム内外の注目は、今オフに球団が岡本のポスティング移籍を認められるかどうかになっていますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾