ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

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 池山ヤクルトが大学日本代表主将の一本釣りに成功した。23日のドラフトで強打の内野手、松下歩叶(法大)を1位で単独指名。前日までアマ球界ナンバーワン野手の創価大・立石正広の1位入札が濃厚とされていたが、競合を避けた現実路線が奏功した。

「打って守って、必ず(チームの)中心になっていく選手」

 と、笑顔を見せたのは池山隆寛新監督(59)。2位で大型遊撃手の松川玲央(城西大)、6位でも社会人内野手の石井巧(NTT東日本)を指名し、今オフにメジャー挑戦する主砲・村上宗隆の抜ける穴を即戦力野手で補う方針が表われた。

「3位で大学生投手の山崎太陽(創価大)、4位で社会人投手の増居翔太(トヨタ自動車)、5位で高校生投手の鈴木蓮吾(東海大甲府)、7位で社会人投手の飯田琉斗(ENEOS)を指名してバランスを取った。今回、チームの補強ポイントを分析し、スカウト部の意見、情報を吸い上げて指名選手と順位を決めたのは青木宣親GM補佐(43)だと聞いています。ヤクルトは2020年から就任した小川淳司GMが今季限りで退任することが決定。新GMには青木GM補佐が昇格することが内定している。今後は青木GMがチーム編成のすべてを掌握することになり、今回のドラフトがそのスタートになった」(球団OB)

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