阪神・梅野隆太郎は来季二軍「塩漬け」の大ピンチ…残留発表直後に強力ライバル捕手がトレード加入の悲運

公開日: 更新日:

 かつての正捕手が崖っぷちだ。

 阪神は14日、中継ぎの島本浩也(32)と日本ハムの伏見寅威(35)のトレードを発表した。

 伏見は2022年オフ、3年総額3億円でオリックスからFA移籍。契約最終年の今季は64試合出場ながら、エースの伊藤とベストバッテリー賞を獲得するなど活躍した。

 阪神は今季、坂本誠志郎(32)が正捕手に定着。12球団トップのチーム防御率2.21を誇る投手陣をリードし、117試合で打率.247、2本塁打、27打点と打撃面での成長も見せた。こちらも伏見同様、今季はエースの村上と組んでベストバッテリーを受賞。伏見は2番手扱いとなりそうだが、今回のトレードで首筋が寒いのが梅野隆太郎(34)だろう。

 かつての正捕手も今は昔、4年契約最終年の今季は坂本にお株を奪われ、52試合出場に留まった。スタメンマスクはプロ入り後、自身最少の32試合。先日、FA権を行使せず、残留を決めたばかりだ。

「藤川監督が梅野を評価していないともっぱらですからね。前半戦は才木と高橋の両先発を中心にバッテリーを組んでいたが、後半戦からは彼らの時も坂本がマスクを被るようになった。リード面で監督に苦言を呈されたこともしばしば。坂本はもちろん、今季出場は8試合に留まるも、1年のほとんどを一軍で過ごしたプロ5年目の栄枝もいる。梅野は伏見の加入で二軍に追いやられかねません」(在阪球界OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾