中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

公開日: 更新日:

 メジャーリーグFA選手137人に入っているオリオールズ菅野智之(36)が、23日に東京ドームで行われた巨人・長野の引退セレモニーに、サプライズで駆け付けた。

 その菅野は移籍1年目の今季、先発として30試合に登板し、10勝10敗、防御率4.64。2ケタ勝利を挙げた投手だけに、メジャー球団から引っ張りダコかと思いきや、所属先の決定が長期化しそうだという。

 昨オフに巨人から海外FA権を行使してオリオールズと1300万ドル(約20億円)の単年契約で入団。今季は157回を投げて106三振を奪ったものの、リーグ最多の33被弾を記録した。「来年37歳という年齢もあって長期戦になる可能性があります」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「今オフの先発投手では、左腕バルデス(32=アストロズ)やスアレス(30=フィリーズ)、シース(29)、キング(30=ともにパドレス)、ギャレン(30=ダイヤモンドバックス)といった実績のある投手がFA市場に出ています。西武からポスティング移籍を表明している今井達也(27)も注目されている。メジャーのFA市場は、大物から順番に移籍先が決まっていくことが多い。菅野は今季10勝を挙げたとはいえ、10敗を喫していて貯金を稼いでいない。やはり年齢がネック。各メディアのFAランク予想でも下位なので、年内に所属先が決まらない可能性もあります」

 実際、米NBCスポーツ電子版が11月上旬に特集した「今オフFAランキングトップ100」によれば、オリオールズからFAとなった菅野は61位。契約予想は1年800万ドル(約12億円)とした。米スポーツサイトの「ブリーチャーリポート」は、菅野に興味を示しそうな移籍先候補として、レッドソックス、ジャイアンツ、ブルージェイズ、レンジャーズの4球団を挙げているものの、補強の優先順位は高くないという。

 そこで浮上するのが、水面下で“出戻り”調査を行っているという古巣・巨人である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾