友成那智
著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

西武は山川穂高に過剰反応だが…MLB「下半身スキャンダル」出場停止はこんなケース

公開日: 更新日:

 強制わいせつ容疑により事実上の無期限謹慎となっている山川穂高の処遇を巡って、西武ホールディングスの株主総会で、クビにすべきという意見と、早期の復帰を求める意見が相次いで出された。

 メジャーリーグでも有名選手が、女性から強制わいせつや不同意性交で訴えられるケースがあるが、球団が西武のように過剰反応を見せることはほとんどない。米国では悪意のある女性がファンを装って有名選手に近づき、一夜妻になったあとで「レイプされた」と騒ぎ立てて高額の示談金をせしめることが少なくないからだ。

 2017年、ドジャースのスター外野手だったヤシエル・プイグは1月の「ファンの集い」で知り合ったヒスパニック系の2人の美女と2夜連続で濃厚なセックスを楽しんだところ、そのあと2人から「レイプされた」「同意なしのセックスだった」と激しい抗議を受け、高額の示談金を要求されたため、32万5000ドル(約4550万円)を支払うハメになった。

 16年には当時ブルージェイズの主砲だったエンカーナシオンが一夜を共にした女性からセックスで性行為感染症をうつされたとして、損害賠償を求める訴訟を起こされたが、本格的な裁判が行われた形跡がないため、水面下で示談が成立した可能性が高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    2018年から25年を調査!7年間で偏差値上昇の大きかった私立大学・学部は?

    2018年から25年を調査!7年間で偏差値上昇の大きかった私立大学・学部は?

  2. 2
    大関琴桜が平幕相手に“セコすぎ相撲”で自身の首絞める…「横綱にして大丈夫?」と昇進見送り懸念

    大関琴桜が平幕相手に“セコすぎ相撲”で自身の首絞める…「横綱にして大丈夫?」と昇進見送り懸念

  3. 3
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4
    松下洸平『with MUSIC』苦戦で囁かれる"賞味期限切れ説"…「光る君へ」登場もNHKの尽きぬ不安

    松下洸平『with MUSIC』苦戦で囁かれる"賞味期限切れ説"…「光る君へ」登場もNHKの尽きぬ不安

  5. 5
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  1. 6
    山寺宏一「31歳年の差婚」前々妻は祝福も前妻の微妙な反応

    山寺宏一「31歳年の差婚」前々妻は祝福も前妻の微妙な反応

  2. 7
    「月1万円生活」は今や昔…180度変化した大谷の金銭感覚 25億円別荘の次は12億円豪邸購入

    「月1万円生活」は今や昔…180度変化した大谷の金銭感覚 25億円別荘の次は12億円豪邸購入

  3. 8
    高齢者は「65歳以上→70歳以上」へ…政府また詐欺的手法で年金削減へアノ手コノ手着々

    高齢者は「65歳以上→70歳以上」へ…政府また詐欺的手法で年金削減へアノ手コノ手着々

  4. 9
    【静岡県知事選】岸田自民“討ち死に”濃厚、不可解な「情勢調査」とチラつく菅前首相の影

    【静岡県知事選】岸田自民“討ち死に”濃厚、不可解な「情勢調査」とチラつく菅前首相の影

  5. 10
    飯豊まりえは高橋一生との結婚で危機再燃?「新垣結衣の二番煎じ」懸念て何だ

    飯豊まりえは高橋一生との結婚で危機再燃?「新垣結衣の二番煎じ」懸念て何だ