高校野球
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高校野球「夏の地方大会」で番狂わせ続出…強豪や春の王者が初戦で消えるカラクリ
偶然か、はたまた理由があるのか。 各地で行われる高校野球の夏の地方大会で、強豪校や春の王者といった「本命」が早々と姿を消す番狂わせが起きている。 12日はシード校の西城陽(京都)が京都外大西に1-8で完敗。相手も強豪...
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千葉明徳が初戦快勝!「イチロー効果」二度あることは三度? 指導受けた高校は好成績
これで勢いがつきそうだ。 11日、夏の千葉大会2回戦で千葉明徳が成田西陵に9-0で七回コールド勝ち。初回に足を使った攻撃が奏功し、2安打で4得点を挙げた。 千葉明徳は昨年12月、イチロー(マリナーズ会長付特別補佐兼イ...
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夏の甲子園が3年ぶり「観客制限解除」もコロナ第7波突入…高野連がおびえる“大炎上”
夏の甲子園に大観衆が戻ってくる。 6日、日本高野連が臨時運営委員会を開催。8月6日に開幕する甲子園の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを定め、春夏を通じて3年ぶりに観客数に制限を設けないことを発表した。 コロ...
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“コロナ禍入学”の高校球児を待つ超酷暑…練習量半減で熱中症リスク高まる 高野連の対策は?
高校球児にとって、地獄の夏となりそうだ。 各地で過去最も早い梅雨明けを迎えるに伴い、ニッポンは記録的な「超酷暑」となっている。25日に群馬県伊勢崎市で40.2度を記録。30日は東京、名古屋で6月の最高気温の記録を更新するなど...
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花巻東“怪物”佐々木麟太郎の進路はこの夏次第 プロ入りには課題山積も環境一変の可能性
「プロ入りするのか、大学へ行くのか……」 高校屈指の強打者といわれる花巻東・佐々木麟太郎(2年)の進路について、プロ球団のスカウトがこう言って苦笑いを浮かべた。 先日の大曲農(秋田)との親善試合で高校通算71号をマーク...
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夏の神奈川大会は四つ巴の大混戦と予想する 監督交代の東海大相模はV率20%
高校野球の夏の神奈川大会の組み合わせが11日に決まった。今年はかつてないほど大混戦になりそうだ。現地で見たのは春の準決勝に進出した4チームだけだが、分かる範囲で展望を記してみる。 今春優勝の桐光学園は関東大会初戦で高崎健康福...
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福島・聖光学院が春季東北大会“カムバック”制覇 夏の甲子園出場なら台風の目に
13日に行われた高校野球春季東北大会決勝で東北(宮城)を4-3で下して4年ぶり4回目の頂点に立ったのが聖光学院(福島)だ。 東北大会初戦は甲子園常連校の盛岡大付(岩手)にコールド勝ち。今春のセンバツでは1回戦で二松学舎大付(...
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思い出す97~98年の横浜高44連勝 それでも神奈川県内で負けそうな試合があった
昨秋の新チーム結成以降、無敗だった大阪桐蔭がついに負けた。 5月29日の近畿大会決勝で相手は昨夏の甲子園を制した智弁和歌山。阪神や巨人でプレーした中谷仁監督が繰り出したタイプの違う4投手の継投が的中し、強力打線を2点に抑え、...
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近畿大会決勝で智弁和歌山に敗れ公式戦30連勝ならず…大阪桐蔭はむしろ春夏連覇が近づいた
絶対王者がついに負けた。 今春センバツ優勝校の大阪桐蔭が29日、春の近畿大会決勝で智弁和歌山と対戦。先発したエース左腕の前田悠伍投手(2年)がいきなり先頭打者本塁打を浴びると、2死後に連打と四球で2死満塁。ここで守備力に定評...
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甲子園出場&優勝を目指す学校が今やるべき練習、選ぶべき試合相手
エンゼルスの大谷翔平が日本時間15日にメジャー通算100号を放った。 開幕当初は警戒され、低めを攻められていた。本塁打を打つには、低めより高めの球の方がポイントが前になるため、打球が飛ぶ。投手に「低めに投げろ」と言うのは、長...
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コロナで練習不足…「不作」と言われる高校生の掘り出し物を探せ!
さすがのオレもキレたね。 高校生は来週末から関東大会が始まる。いつも通り、オレは関東大会を視察することになったんだけど、部長はこう言ったんだ。 「今年は近畿と東海も同じ時期にスタート。オレも含めて、そっちに人手を割かな...
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強豪校はこうして監督を交代する 東海大相模で甲子園4度優勝の門馬敬治君が創志学園へ
東海大相模(神奈川)前監督の門馬敬治君(52)が今夏の大会後、春夏甲子園5度出場の創志学園(岡山)の監督に就任することが決まったようだ。 69歳の長沢宏行監督は今夏限りで退任するという。門馬君は強豪の東海大相模を率いて、甲子...
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「夏の甲子園」の入場券が大幅値上げ! 高野連&朝日新聞が“金儲け”より先にやるべきこと
値上げラッシュが高校野球にも波及した。 日本高野連は27日、今夏の甲子園大会の入場券を値上げすると発表。料金改定は2018年夏にも行われており、それ以前の入場料から比較すると、中央特別指定席は2000円→2800円→4200...
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プロで一流になると太鼓判を押せる3年生は、センバツには一人もいなかった
春のセンバツはマイッタよ。 これは……って選手がいない。まったくいないわけじゃないんだけれども、センバツを見た限りではプロでも一流になると太鼓判を押せる選手は残念ながら3年生にいなかった。 ■柔らかく速く振れるか ...
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センバツVで公式戦20連勝の大阪桐蔭にライバルなし 98年横浜の44連勝はおそらく抜かれる
大阪桐蔭の強さばかりが目立ったセンバツだった。 3月31日の近江(滋賀)との決勝を制し、センバツでは4年ぶり4度目の優勝となった。1大会のチーム最多本塁打記録を大幅に更新する11本塁打で決勝は4発で圧倒。前田悠伍ら投手陣も盤...
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東洋大姫路の監督は「うちに来てくれれば甲子園に出られたのに」と
中学3年の私を熱心に誘ってくれた東洋大姫路を丁重に断り、淡口憲治さん(元巨人)が通った三田学園を志望した。 当時の日下隆監督に「三田学園に行きたいんですけど」と売り込むと、「いや、オレはちょうど今年で終わっちゃうんだよ(後に...
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滝川高時代に「昭和の怪物」作新学院・江川卓の球を2球ファウルしただけで新聞に載った
ここからは私がアマチュア時代の話をしよう。 「昭和の怪物」江川卓に最初に会ったのは1973年3月。私が滝川(兵庫)3年の春だった。 作新学院(栃木)がセンバツ甲子園に出場することになっていて、関西で練習場所と相手を探し...
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専大北上監督3年目で選手が集まり始めた矢先…夏3年連続初戦敗退で肩を叩かれた
2019年夏。岩手県で大船渡の最速157キロ右腕、「令和の怪物」こと佐々木朗希(現ロッテ)フィーバーが起こっていた。 日本中が注目した強豪の花巻東との岩手大会決勝。しかし、大船渡の国保陽平監督は前日の準決勝で129球を投げて...
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変貌する高校野球の新実態 「センバツV大阪桐蔭の選手集めに関東の強豪校は『勘弁して』」
スポーツライターの大利実氏(44)がこのほど「育成年代の『技術と心』を育む 中学野球部の教科書」(カンゼン)を上梓した。 部活動のガイドラインの導入により、以前と比べて活動時間が短くなっている中学の野球部。長時間練習や厳しい...
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センバツ圧巻V大阪桐蔭の“侵攻”に日本中の高校から怒りの声! 関東、東北が“草刈り場”に
■ファンもどっちらけ 「大阪桐蔭と他校の対戦は、まるで大企業と零細企業の戦い。豊富な資金力を背景に全国からトップクラスの中学生だけを集め、圧勝を続ける。あまりに力の差があり過ぎて、相手チームがかわいそう。見ていて不快に感じました...
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佐々木朗希を倒して東北大会進出…監督を務めた専大北上が最も甲子園に接近した瞬間
東北大会切符をかけた2018年秋の岩手大会の3位決定戦で、私が監督を務める専大北上は大船渡と当たることになった。 最速157キロのエース佐々木朗希(現ロッテ)対策として体感150キロの高速打撃マシンを打ち込んで臨んだが、前日...
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春のセンバツ甲子園 ネット裏スカウトの手帳に載った「ドラフト候補の名前」
「28日に先発した大阪桐蔭の左腕・前田悠伍を筆頭に2年生には逸材が多い。野手で花巻東(岩手)の佐々木麟太郎や広陵(広島)の真鍋慧とかね。ただ、3年生のドラフト候補となるとどうかな……」 ■花巻東の麟太郎を筆頭に… こう言...
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“157キロの剛腕”佐々木朗希対策とミーティングの中身 東北大会切符かけ3位決定戦で激突
専大北上(岩手)を率いて2年目の2018年6月。金足農(秋田)の最速147キロ右腕・吉田輝星(現日本ハム)に完投勝利を許したものの、東北大会に出場できた。その前の県大会決勝で、センバツ8強の花巻東に4-5で惜敗したことも自信になった...
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専大北上高の監督2年目に金足農・吉田輝星と対戦「近いうちにブレーク」と予言した
岩手・専大北上高の監督となり、2017年3月の沖縄合宿から合流した。初めての高校野球の指導に胸を躍らせて向かったが、キャッチボールもできない練習を見てがくぜんとした。 「つまらないかもしれないけど、基礎から始めるぞ」と宣言。基...
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「5年以内に甲子園へ」と依頼が…星野仙一さんの遺志を継ぎ専大北上高監督に
阪神のスカウトの契約が終わった2016年12月、学生野球資格回復制度の研修を受け、日本学生野球協会の適性認定を受けた。 すると、年末に母校の元専大監督・江崎久さんから岩手の専大北上高の監督就任を打診された。江崎さんは準硬式野...
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花巻東の“怪物”佐々木麟太郎が4タコ2三振で初戦敗退…それでも「ドラフト1位候補」の根拠
「スイングスピードは飛び抜けてるね」 ネット裏で観戦したプロ球団のスカウトは異口同音にこう言った。 【写真】この記事の関連写真を見る(24枚) 23日のセンバツ高校野球1回戦に登場した花巻東(岩手)の2年生スラッ...
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花巻東・佐々木麟太郎に大物の予感 「ここぞの場面」で結果を出せることが大きい
春のセンバツでスターが誕生する気がする。 花巻東(岩手)の2年生スラッガー・佐々木麟太郎のことだ。 まだ下級生なのに、部長はもちろん、いつも苦虫を噛み潰したような表情のエライさんまで注目している。昨秋の明治神宮大会で...
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花巻東・佐々木麟太郎に巨人が熱視線!大谷と並ぶ「高校通算56号」で“狂騒曲”が始まる
花巻東(岩手)の怪物1年生・佐々木麟太郎が、23日の市和歌山戦でいよいよ聖地デビューを果たす。 日本高野連は17日、14日に実施した大会前PCR検査を受けた京都国際の31人中8人が陽性と判定。天候不良のため開幕が19日に順延...
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投手を見るのにスピードガンではなく、ストップウォッチを2個持っていた理由
プロ球団のスカウトは「スピードガン」を構えているイメージがあるかもしれないが、私はあえて持たなかった。 投手の球を自分の目で見るためだ。投げた時の初速と終速の差がない方が打者は嫌だと感じる。「球持ち」といわれるもので、スピー...
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センバツ大本命・大阪桐蔭を倒すには投手力がカギ 好左腕・森下擁する京都国際が対抗馬
昨秋の東海大会で準優勝しながら、18日開幕のセンバツに選考漏れした聖隷クリストファー(静岡)問題。2月17日の国会でも取り上げられたが、日本高野連が対応を取らずに幕引きしたのは残念だった。今後、このような不可解な選考がないようにして...