経済ニュースの核心
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米国での訴訟が決定打か…トヨタに“勘当”された日野自動車の今後
日野自動車がトヨタから勘当された。トヨタ自動車は8月24日、相次ぐ検査不正を受け、トヨタ、日野自動車、いすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業の5社で運営する「コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テ…
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苦境の「いきなり!ステーキ」創業者から長男への社長交代も…浮上は期待薄か
「いきなり!ステーキ」などを運営するペッパーフードサービスは8月12日、創業者の一瀬邦夫社長が同日付で辞任し、後任に邦夫氏の長男、一瀬健作副社長が昇格したと発表した。 2022年12月期の最終…
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愛知万博の跡地に開業「ジブリパーク」はポストコロナの起爆剤になるか
「経済効果は直接効果で283億円、波及効果は480億円が見込まれています」 大手信用情報機関幹部がこう指摘するのは、今年11月1日に愛知県の愛・地球博記念公園に開業する「ジブリパーク」だ。中部…
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みずほグループの優等生「ヒューリック」 コロナ禍も追い風に買収を積極化
みずほグループの優等生と呼ばれる会社がある。外資ファンドも驚く勢いで都心の大手企業ビルを買収・売却している不動産会社ヒューリック(前田隆也社長)だ。 「ヒューリックは昨年、東京・新橋汐留の電通…
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投資ファンド化する「日本政策投資銀行」の現在地 もはや大蔵省の天領ではない
大蔵省(現・財務省)の元事務次官で日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)総裁などを務めた吉野良彦氏が7月26日に死去した。91歳だった。吉野氏はその剛腕ぶりから「ワル野ワル彦」というあだ名があったほど…
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「参政党」代表は元財務官僚 金融界が注目する“松田プラン”とは
金融界が注目する新しい政党代表がいる。先の参院選で1議席を獲得した「参政党」の代表に就いた松田学氏(64)だ。松田氏は元財務官僚で、元衆議院議員でもある。2020年4月に神谷宗幣、KAZUYA、渡瀬…
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「メガバンクvs野村・大和証券」戦争再燃へ…ファイアウオール規制緩和めぐり大激突
「さらに緩和すべきだ」(メガバンク幹部)、「いや絶対に緩和してはならない」(大手証券幹部)と、真逆の意見がぶつかり合うテーマがある。銀行と証券間の情報を隔てる壁(ファイアウオール)の規制緩和だ。 …
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安倍元首相急死と参院選自民大勝で…「日銀vsヘッジファンド」勝負の行方は?
安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、参院選で自民党が大勝したことを受け、市場の注目は、日銀による大規模金融緩和の転換時期に集まっている。「安倍氏が亡くなったことで、大規模金融緩和がどうなるのかが最大の関心事…
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大手脱毛サロン「キレイモ」運営会社が経営危機! 幹部は倒産を否定するが…
大手脱毛サロン「キレイモ」「メンズキレイモ」を運営するヴィエリスが危機に瀕している。6月30日には現幹部男性がテレビ朝日の取材に応じて、「昨年11月30日に経営が交代した段階で、すでに経営が良くなく…
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パワハラで訴えられた「ハシモトホーム」とは? 40代男性社員が自殺し労災認定
青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」の青森支店に勤務していた40代の男性社員が自殺したのは、上司のパワハラが原因だとして、男性の遺族が6月20日、同社と橋本吉徳社長に対して約8000万円の損害賠…
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JR西やZOZOなど続々実施 株主総会も“バーチャル”の時代に…アバターが出席する日も近い?
「今年の株主総会はバーチャル総会元年と言っていい。自身の分身(アバター)で株主総会に参加する日も近いかもしれません」 こう話すのは大手信託銀行幹部だ。信託銀行は機関投資家として株主総会で議決権…
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日銀総裁「ポスト黒田」の有力候補に浮上…対照的な経歴の「2人の名前」
いま金融界で密かに読まれている本がある。前日銀副総裁の中曽宏氏(東大大学院経済学研究科金融教育センター特任教授、大和総研理事長)が著した「最後の防衛線 危機と日本銀行」(日経BP日本経済新聞出版刊)…
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りそなHD東和浩会長退任 波乱万丈のバンカー人生「銀行はなくなってもいい」に込めた哲学
「金融サービス業として40年、いろんなことがありましたが、“自由に仕事をさせてもらって、個人的には、本当に楽しかった”というのが、素直な感想です」 6月24日の株主総会を待って取締役会長を退任…
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産経新聞のデジタル路線に拍車か 新社長はデスク経験のないデジタルファースト
産経新聞は5月24日、近藤哲司専務(62)が社長に昇格する人事を発表した。飯塚浩彦社長(64)は代表権のある会長に就く。6月24日開催予定の株主総会後の取締役会などを経て正式に決定する。近藤氏は長野…
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JR九州は工業デザイナー水戸岡鋭治サマサマ…豪華列車の旅は中高年の垂涎の的に
「友近・礼二(中川家)の妄想トレイン」(BS日テレ)が中高年に人気を博している。毎回、鉄道好きのゲストを迎え、理想の旅をひたすら妄想する新感覚な紀行番組だ。鉄道・温泉・グルメなどなど、取り上げられるコ…
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山形県「きらやか銀行」公的資金申請の舞台裏 実態はコロナ特例を利用した借り換えか
じもとホールディングス(仙台市)傘下で山形県を主地盤とする「きらやか銀行」が13日、公的資金の申請検討開始を表明した。 同日、本店で記者会見した川越浩司頭取は申請の理由について、「コロナの影…
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「日本郵政」がゆうちょ銀、かんぽ生命の株を手放せないワケ
「郵政民営化法が改正されるかもしれない」 地方銀行の幹部はこう警戒する。 2012年改正の郵政民営化法では、国が日本郵政株の3分の1を持ち続ける一方、日本郵政が持つゆうちょ銀行、かんぽ…
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みずほFG木原社長に問われる「へこたれない」胆力 顧客からの信頼回復なしえるか?
「何があっても“へこたれない”ということです。長い社会人人生です。すべてが順風満帆に行くことはありません。必ずつまずきがあります。そんな時でもへこたれない。むしろ逆境や失敗を好機ととらえ、自らを奮い立…
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鶏卵最大手イセ食品の会社更生法手続きめぐり前会長が抗告 懸念される卵の値上げ
鶏卵最大手の「イセ食品」グループを巡る親子喧嘩が泥沼の様相を呈し始めた。事の始まりは、「イセ食品」とグループ企業で飼料仕入れを行う「イセ」が株主である伊勢俊太郎氏と債権者のあおぞら銀行から東京地裁に…
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マレリ再建計画は波乱含み…“減資が前提だ”と親会社KKRの責任問う声も
「大株主で実質的な親会社である(米投資ファンドの)KKRが減資することが再建計画の前提だ」 3月1日に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請した自動車部品メーカーのマ…