「他人の墓の中に立ち」イアン・ランキン著、延原泰子訳

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 定年退職した元警部のリーバスは、民間人として重大犯罪事件再調査班に籍を置き、迷宮入り事件を調べていた。ある日、ニーナと名乗る女性が訪ねてくる。事情を聴くと、ニーナは1999年の大晦日に起きた自分の娘の失踪事件と、3日前に起きた少女の行方不明事件の関係を疑っていた。捜査本部に相手にされず、再調査班に来たらしい。ニーナによると娘の事件後も、これまで2人の女性が行方不明になっており、全員が幹線道路A9号線の近くで足跡が途絶えているという。興味を持ったリーバスは、独自に調査を始める。

 スコットランド・エディンバラを舞台にした人気シリーズ久しぶりの新作。

(早川書房 2200円+税)

【連載】新書あらかると

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