「長崎駅殺人事件」西村京太郎著
十津川らは、来日する元スコットランド・ヤードの警部で人気作家のヘイズ夫妻の警護を担当することに。警視庁にWRPの日本支部を名乗る脅迫状が届いたのだ。しかし、WRPはヘイズの作品に登場する架空の犯罪組織だった。インターポールに照会してもWRPの存在は確認できなかった。数日後、ヘイズは事態を危惧したスコットランド・ヤードから派遣されたケンドリックス刑事を伴って予定通り来日する。ヘイズの目的は新作のための長崎取材だった。十津川らもヘイズとともに寝台特急「さくら」に乗車して長崎に向かう。その車中で、ヘイズの妻・信子がWRPによって誘拐されてしまう。
十津川が粘り強い捜査で驚愕の真相にたどり着く人気傑作ミステリー。
(講談社 660円+税)