「整える習慣」小林弘幸著
新型コロナウイルスは、感染者以外の心身も大きく乱している。感染を防ぐことは大切だが、コロナ禍が長期化する中、本当に恐れなければならないのは、自律神経の乱れやメンタル不調、筋力低下などの問題だと医師の著者は指摘する。コロナに負けず、毎日を「希望を持って、イキイキと生きる」ための心身の整え方を伝える健康テキスト。
例えば、1日1枚でいいので「写真を撮る習慣」を持つ。そうすれば散歩にも出かけるし、通勤時の景色や毎回の食事にも目を向けるようになる。日常に「これいいな」「おもしろいな」と感じる瞬間をつくり出すことで自律神経が整い、気分が上向いてくるという。他にも「かばんの中を整理する」「怒りがわいてきたらとにかく黙る」など人生を整える108の習慣を提案。
(日経BP 日本経済新聞出版本部 880円)