パソナに廃校を無償譲渡 淡路島が見直す“タダならぬ関係”

公開日: 更新日:

 ASKA被告(56)と一緒に逮捕されたパソナ関連会社元社員の栩内香澄美被告(37)の第2回公判が先週開かれたが、改めて驚かされたのが、ASKA事件の注目度の高さだ。栩内被告を一目見ようと1000人以上が傍聴券を求めて列をなした。

 そんな最中、兵庫県淡路市が今ごろになってパソナとの「タダならぬ関係」を見直そうとしていることが分かった。日刊ゲンダイ本紙が“パソナ島”と報じた淡路市は、門康彦市長がパソナグループの迎賓館「仁風林」に招かれたりしていて、パソナとズブズブなのだが、その淡路市は4年前、廃校にした「野島小学校」をパソナに無償譲渡、約2億3000万円の税金で建てた建物を、タダでプレゼントした。

 パソナは小学校をカフェやイタリア料理が楽しめる施設に改修し、観光スポットとして2年前にオープンさせた。今では観光客がひっきりなしに訪れている。投資ゼロで濡れ手で粟のパソナはホクホクだ。

■校庭の無断使用を黙認

 そうしたことを指摘されたものだから、淡路市は今ごろになって、パソナから小学校の「利用料」を徴収することを決めたのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終