坂上忍、金山一彦、大鶴義丹 「40代俳優」ブレーク続く理由

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 今年は坂上忍が大ブレークした。今や俳優ではなく、完全に売れっ子芸人だ。坂上のように冠番組を持つほどではないが、男優では大鶴義丹や金山一彦もバラエティーの露出が多い。この3人は順番に47、46、47歳と同年代。なぜ40代後半の俳優が重宝がられているのか。

 坂上は「ブス嫌い」「働きたくない」的な言いたい放題で売れた。義丹は「アウト×デラックス」(フジテレビ系)で離婚話や女優の胸を触った話などをぶっちゃけて人気に。金山は脱力系キャラに加え、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で大渕愛子との再婚話も披露し面白さが爆発。いずれもいろんな経験を経て40代後半にきて吹っ切れた感がある。この年齢だからこそ“しゃべり手”としていい味が出たのだ。

 3人がトーク番組で重用される理由はほかにもある。本来、バラエティーで暴れるべき芸人がだらしないのだ。

 ビッグ3のような大物を除けば、最近は情報番組やワイドショーで、当たり障りない司会者になってる40代芸人が多いね。政治のことで意見を言ったら局やスポンサーににらまれるとビビり、台本通りにそつなくこなす局アナみたいなサラリーマン芸人が増えた。

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