共に芸能界歩み ラサール石井が語る故・石井光三会長“秘話”

公開日: 更新日:

「みんな忙しくて誰も葬式に来られないのが一番理想的」――。

 生前、そう語っていたという。6日に肝内胆管がんで亡くなった芸能プロダクション「石井光三オフィス」会長の石井光三氏(享年83)。「コント赤信号」時代、マネジャーだった石井会長と共に芸能界を歩んできたラサール石井(59)が13日、故人について語った。

「必ず行き先のテレビ局の紙袋を持って行って、ないときはコピーしてカバンに貼っていました。お笑いブームの頃は出る番組の平均視聴率が25%とかの時代だから、みんな僕らのネタを知っていて、観客の子供が先にネタを言うんです。テレビでは子供の声を拾ってないから分からないんだけど、僕らはそれに反応してしゃべってしまった。すると、番組が終わって社長(会長)は『何言うてんねん!』と激怒。プロデューサーが『まあまあ』となだめるほどの勢い。で、外に出た後『ああ言うたら誰も怒らんやろ?』と言うんです。本当は怒っているんだけど、その怒りを僕たちに分からせながら周囲に気を使える人だった」

 キャラの濃さからあっという間に名物会長となり、ラサールは「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)で会長のモノマネを披露。特に、楽屋で余った弁当をかき集める話は有名で、「近藤芳正や磯野貴理子や『ピンクの電話』は社長がもらってきた弁当で育った」(ラサール)という。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校