出産で勘当 試食に通い大根使い回した広田レオナの20代

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 広田レオナ(51)が映画「だいじょうぶマイ・フレンド」のヒロインでデビューした1980年代、芸能界の主流は清純なアイドルタレント。バレエで欧州留学してプリマにまでなりながら、腰を痛めて挫折、転身してきた10代にとって、そこは実にインチキくさく映った。

 極めつきはレオナ24歳のとき。「子どもができました」と事務所に報告したところ、「ここまで頑張ってきたのよ」「1年先のスケジュールまで決まっているの。おろして欲しい」と言われた。51歳になったレオナに当時のことを聞くと、「タレントとしては失格ですね。反省すべき」とし、こう続けた。

「当時の私には、おろすという選択肢はありませんでした。それまで男子禁制というか、いてもゲイばかりという『おとぎの国』のようなバレエの世界だけで生きてきた分、大人の社会の常識に欠けていたというか……。恋愛して結ばれて子どもを授かったら、産むのが当然と信じて疑わなかったんです」

 猛反対だった両親も押し切り、長男を出産。しばらくは仕事どころじゃなかった。

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