出産で勘当 試食に通い大根使い回した広田レオナの20代

公開日: 更新日:

「入籍し暮らし始めたんですけど、相手はまだ学生ということもあって、お金がない。そのうえいつもどこにいるか分からない。生まれた息子ですら10分と見られないタチで、離婚しました。ただ、勘当されていたから親にも頼れない。切り詰められるだけ切り詰めましたね。1本の大根で大根飯、味噌汁の具、輪切りにしてステーキ、皮をきんぴら、葉っぱは炒めて大根おろしをつけて……という具合で。土日になると近所のダイエーに行ったんです。お目当ては食品フロアの試食。3周も4周も回っては、同じ試食に何回でも手を伸ばす。ベビーカーも買えなくて、息子をずっと腕に抱きながらだったから、重たくて大変でした」

■家賃を半年間滞納し、大家が激怒

 そうやって食いつないでも、収入がなければ家賃を払えない。当時住んでいた目黒のアパートは半年間、滞納してしまった。

「大家さんは顔を真っ赤にして怒鳴っていました。本当に申し訳なくて情けなくて。『すみません』って頭を下げるしかなくて、もうどうしようもない気持ちになりました」


 翌日、事情を知った大家さんは「いつでもいいからね」と言ってくれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  3. 3

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  4. 4

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  5. 5

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  1. 6

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  2. 7

    石破と菅が練る「敗戦処理」案…幹事長交代で、進次郎起用、連立相手は維新が本命

  3. 8

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  4. 9

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒