ヤラセ、取材無許可、誤表記…TBS“不祥事続き”の裏事情

公開日: 更新日:

 TBSの不祥事が止まらない。14日、先月28日放送の「水トク!激闘大家族スペシャル 17歳で産んだ我が娘が17歳でまさかの妊娠…」で、本来は「再現」と明記すべきところをテロップに出さず、不適切な演出があったと番組公式サイトで謝罪した。

 TBSはこの数日前に先月28日のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」で放送した100円ショップの福袋について、事実が違ったことを翌週の番組内で謝罪したばかり。「1つも売れなかった」と紹介した福袋10袋は実際には完売しており、店名も誤表記。さらに、同店や運営会社に取材もせず、許可も得ずに放送していた。ある制作会社関係者が言う。

「ゴールやオチありきの企画は当たり前で、その流れを妨げる不都合な事実には目をつぶることはよくある。編集段階で『こういう展開にした方が面白い』となって、当初の企画とはまるで違う流れになることも。出演者や関係者の了解を得ていれば問題にはなりませんが、こういう編集作業は放送日ギリギリまで徹夜で行うので、黙って流してしまうことも多い。ただ、今回の『水曜日の――』のように取材許可を取るのは最低限のルール。そこまで省くのは、普通は怖くてできません」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋