フジ「水曜歌謡祭」が大ピンチ 起死回生策はランキング形式か

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 鳴り物入りで始まった森高千里司会の歌番組「水曜歌謡祭」(フジテレビ系)が風前のともしびだ。スタート以来、視聴率は下がるばかりで、20日は4.8%という絶望的な数字。いつ打ち切られてもおかしくないレベルになってしまっている。一体、どこが悪いのか。

「妙な特集主義がかえって邪魔をしていると思います。たとえば、前回は郷ひろみ特集として本人に20曲を歌わせたり、その前は“男性が歌いたい中森明菜”特集として男性歌手に歌わせた。NHKなどではよくある手法ですが、これだといつの歌なのか、今ヒットしているのかがサッパリ分からないのです」(音楽関係者)

 しかし、このまま打ち切りになって森高の姿が見られなくなるのもつらい。

 そこで、本紙が提案、いっそのことランキング番組にしてしまったらどうか。これなら、今、どんな歌がはやってるのかが一目でわかる。音楽番組花盛りだった80年代はほとんどこの手法で成功したものだ。芸能評論家の肥留間正明氏はこういう。

「80年代と違って、プロダクションの圧力などもあり、ランキング番組がやりづらいのもよく分かります。しかし、そこを乗り越えることに価値がある。さらに、もうひとひねりするなら森高世代=40代以上のランキングに限ってみたらどうでしょう。水曜8時だといずれにしろ若者はテレビを見てませんから、より視聴者の興味に寄り添うことは確実です」

 せっかくお茶の間に復帰した森高。まだ、打つ手はあるはずだ。

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