トランプ氏暴言で波乱 宮本エリアナの「世界大会」どうなる?

公開日: 更新日:

 来年の米大統領選挙に共和党から出馬を表明しているドナルド・トランプ氏(69)。「メキシコ移民は麻薬密売人と強姦魔」などと差別的な発言を繰り返し、アメリカ社会に波紋を呼んでいるが、その影響が世界的イベントにも飛び火した。来年の「ミス・ユニバース世界大会」の開催が危ぶまれているのである。

 ミス・ユニバース世界大会は総資産40億ドル(約5000億円)とされる“不動産王”トランプ氏(トランプ財団)と、米放送局NBCが共同出資して毎年1月に開催される。ところが、一連の発言を受け、NBCは今年6月に放送中止を決定。メディアの総攻撃もあり、大会の開催そのものが怪しくなってきた。

 トランプ発言にカンカンのメキシコは、今大会に代表を出場させないと発表。コロンビアもボイコットを決めた。これで俄然、注目を集めているのが、今年3月にミス・ユニバース日本代表に選ばれたモデルの宮本エリアナ(21)だ。アフリカ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれた宮本は、ハーフとして初めて日本代表になり、「日本と世界から人種への偏見をなくしたい」と訴えていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」