13年は放送事故も 紅白司会に綾瀬はるか起用するNHKの思惑

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 タモリが総合司会を辞退したことで迷走が続いているNHK「紅白歌合戦」で、紅組司会に綾瀬はるか(30)が起用されたことが話題になっている。綾瀬といえば13年暮れの紅白で紅組司会を担当したがトチリまくりで、“放送事故寸前”などの声も上がったからだ。

「トップバッターの浜崎あゆみを紹介する際、セリフを忘れて“ハイハイ”とやったのを皮切りに、天童よしみの曲名を忘れて固まってしまったり、審査員席にいた美輪明宏のコメントを途中で遮ったり、和田アキ子の歌を紹介する場面で“こんなメッセージが込められています”と言ったきり、内容を言わず、そのまま曲に入ってしまったり……。ミスを数え上げたらキリがありませんでした」(テレビ誌記者)

 そんな綾瀬をNHKがなぜ起用したのか。表向きにはNHKが来年3月から3年間放送する大型ドラマ「精霊の守り人」への主演が決まっているから、ということになっているが、そればかりではない。司会者の迷走ばかりでなく、歌手の目玉もいないことから、「ダメダメ綾瀬の再挑戦を目玉にしよう」という思惑が見えてくるのだ。

「13年の紅白は綾瀬の失敗ばかりがクローズアップされていますが、実は視聴率でいったら、ここ10年で最高の44.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークしているのです。さらに、あるネットニュースの調査では“13年紅白で一番良かった人”を聞いたところ、ダントツで綾瀬が1位だった。綾瀬のトチリを白組司会の櫻井翔が“最高でした”と言ったり、キムタクが“彼女らしくて満点”とフォローしたことで、結局、一番おいしいところを綾瀬が持って行った格好なのです」(芸能リポーター)

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