監督ウケは抜群なのに…満島ひかり作品はなぜ不人気なのか

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 専売特許の「助演」を全うし、2015年度は大いに評価される一年となった女優の満島ひかり(30)。日本テレビ系ドラマ「ど根性ガエル」ではピョン吉の声を担当し、主人公ひろしを演じた松ケン以上にハマり役と絶賛され、2つのドラマ賞で助演女優賞のタイトルを獲得。初めて挑んだ時代劇ムービー「駆込み女と駆出し男」ではべらんめえ口調の深川の粋な辰巳芸者で魅了して日本アカデミー賞優秀助演女優賞。来月4日開催の同賞授賞式で発表される最優秀にも期待がかかる実力派だが、それはそれ。映画界からは意外な評判が聞こえてくる。

■「客が入らない」

「感性が鋭く、役に憑依するタイプの女優なので『使いたい』と話す監督はいるのですが、なかなかキャスティングされない。配給会社が『満島では客が入らない』と、なかなか首を縦に振らないというのです。国内外の賞レースで評価されても、肝心の興行で当たったためしがないのです」(映画関係者)

 なぜ不人気なのか。コラムニストの桧山珠美氏は「若くして誰もが認める演技派になってしまったのがアダになったのでは」と、こう続ける。

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