著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

糟糠の妻を裏切り とにかく明るい安村“不倫醜聞”の既視感

公開日: 更新日:

 糟糠の妻――。「貧しい時から苦労を共にしてきた妻」という意味である。普段はあまり口にしない言葉だが、芸能記事では不倫の記事によく使われている。

 先週、また「週刊文春」がスクープした“とにかく明るい安村”の浮気現場。ここでも安村の下積み時代を支えた妻を「糟糠」とあった。芸人に限らず下積みを送ってきた歌手や俳優は数多くいる。スターを夢見ながら芸を磨く。その一方で生活も維持しなければならない。

「駆け出しのころ、芸と生活の両立の大変さは体験した者でなければ分からない」と聞く。そこで少しでも生活の負担を軽くする手段として「同棲」が生まれた背景がある。家賃、生活費などを女性と折半して暮らすことで、芸に専念する時間を増やす。かつては役者を目指す劇団員に多かった。

 女性も彼の夢を実現させるために尽くす。結婚はその延長線上にある。ところが、売れると生活は一変する。桁違いのお金が振り込まれる。「思わず通帳に記された“0”の数を何度も数え直した」という話を聞く。お金に加えて人気を得ることでモテる。人生が一変する瞬間である。そこにスキができる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった