第1作に近い「シン・ゴジラ」 “歴代”には意外な身体能力

公開日: 更新日:

 今年の最大ヒット映画になりそうな庵野秀明総監督の「シン・ゴジラ」。東宝が1954年に公開した映画「ゴジラ」から、シリーズとして実に60年以上もの歴史を持つが、面白いのは、作品によってゴジラの描かれ方や、誕生の設定などが異なるところだ。

 今作「シン・ゴジラ」は、海に投棄された核物質をエネルギーとして、個体で進化することができる「完全生物」として描かれている。特撮に詳しいライターの岩佐陽一氏によれば、「今作のゴジラは、第1作のゴジラに近い存在。ビキニ環礁の核実験を背景に、人類が生み出した脅威として描かれています。ゴジラは歩き回って街を破壊し、放射能を帯びた白熱光を吐き出します。シン・ゴジラも同じですね。でも、他のゴジラ作品では、ゴジラはもっといろいろなことができるようになっているんです」とのこと。

 そこで1作目や今作にはない、ゴジラの恐るべき身体能力を一部詳しく見てみよう。

■空飛ぶゴジラ 

ゴジラ対ヘドラ(71年)

 ゴジラシリーズにおいて唯一見せた飛行能力。空を飛んで逃げるヘドラを追いかけるため、しっぽを胸に抱えて放射能火炎を噴き出し、その反動で飛ぶという技を見せた。他にも、ヘドラに左目を溶かされたのに、翌年には完治しているという凄まじい治癒能力も。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

  2. 2
    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

  3. 3
    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  4. 4
    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

  5. 5
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  1. 6
    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

  2. 7
    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

  3. 8
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  4. 9
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10
    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」

    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」