「麒麟がくる」再開 おっさん武将八面六臂の活躍を楽しむ

公開日: 更新日:

 将軍となった義昭が信長と対立すると、光秀も先が見えた足利政権に早々に見切りをつけて、信長の臣下となる。それからは合戦の明け暮れだ。金ケ崎の戦いでは敗走する信長を木下藤吉郎(佐々木蔵之介)と命からがら助け、小谷城を攻め落とすときは水軍を率いて琵琶湖を渡り、比叡山の焼き討ちでは僧侶や女こども数千人を殺害、3000丁の鉄砲で武田の騎馬隊を破った長篠の戦いにも参加している。

「これから大河ドラマは、戦国時代劇ファンにはたまらないスペクタクルが続くはずです。まず注目は、比叡山延暦寺の大虐殺をNHKがどんな演出で見せるのかですね。血しぶきドバーッはないにしても、阿鼻叫喚をまったくスルーしては嘘っぽいですよね。戦のない世の中をつくりたいと言ってきた光秀が、信長に皆殺しを命じられて思い悩むシーンなんかもあるのでしょうが、実はその“手柄”で城持ちとなり、信長の家臣ナンバーワンに抜擢されて、大喜びするんです。ドラマとは真逆の、権力志向が強く、出世のためなら何でもやる男だったみたいですよ」(前出の歴史マニア)

 クライマックスは、言うまでもなく「本能寺の変」だが、放送はどうしても年明けにならざるを得ない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?