相棒の視聴率を抜いた「七人の秘書」懲らしめ系はなぜ人気

公開日: 更新日:

 恋愛もの、警察もの、医者ものに加えて、「懲らしめもの」というドラマの新しいジャンルができたようだ。秋クールのテレビ朝日系「七人の秘書」(木曜)も好調で、視聴率で「相棒」(テレ朝系)を追い越した。銀行頭取、大病院長、都知事、警察幹部らの忠実な秘書たちが、実は裏の顔を持っていて、司法の及ばない「上級国民」の特権で私腹を肥やし、弱者を踏みつけにしているワルたちを、卓抜なスキルと情報網を駆使して完膚なきまでに打ちのめす。

 秘書たちを木村文乃大島優子菜々緒広瀬アリス、シム・ウンギョン、室井滋らが華やかに、ときにコミカルに演じ、毎回お約束のフィットネスの水着シーン(室井はなし)も話題だ。

「仕掛人」「必殺仕事人」といった、悪人を闇で葬る復讐ドラマは昔から人気だが、最近の「懲らしめもの」はちょっと違う。明るくて楽しいのだ。

「半沢直樹」をはじめとして、「ハケンの品格」「リーガルV」「タリオ・復讐代行の2人」などがこのジャンルで、ラストの懲らしめでは、テレビ中継やSNS動画など大勢の目の前で悪事や醜態をさらされる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間