著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

猪木さん、元気ですかー!! 両国国技館での挑戦状、思い出すなあ

公開日: 更新日:

 猪木さんとは番組やお酒の席で何度かご一緒させていただいたことがありますが、なんといっても一番の思い出はTPG(たけしプロレス軍団)の使者としてタカちゃんと2人、両国国技館のリングにビッグバン・ベイダーを引き連れて挑戦状を叩きつけたことです。

 まあ、これはプロレスファンなら知っている事実なので話しますが、もともとたけしさんがニッポン放送の「オールナイトニッポン」のワンコーナーで新しい覆面レスラーを考える企画があり、その中でメロンの覆面をかぶったリング名「マスクドメロン」などと盛り上がっていたら、それが猪木さんの新日本プロレスの目に留まり、そこからTPG打倒猪木の物語は始まったのでした……。

 六本木の新日の事務所に挨拶に行き、お茶をぶっかけられたり、マサ斎藤さんのサポートで打倒猪木にふさわしい強力レスラーを模索したり……まあ、いろいろありました。

 そして、ビッグバン・ベイダーに行きつくのですが、新日-TPG会談は六本木の全日空ホテルで極秘に実施されたのでした。その時にはなぜかたけしさんに命じられ、井手らっきょ(以前猪木さんのモノマネをしていたからか?)がTPGの社長として、俺と放送作家のプロレスに強いベン村さ来を引き連れて猪木さんらとの対面となったのでした。

 新日サイド案の覆面レスラー、ベイダーの誕生となるのですが……両国での一戦はマスクが小さ過ぎて結局素顔でデビューという謎でもなんでもないことになったのでした……。ということで、猪木さん、「元気があれば復活できる、ダー!!」。 (つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  2. 2

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    二宮和也「七五三」隠し撮りに激怒の覚悟…入学式や運動会にも厳しい視線、あの俳優夫婦も警告の過去

  5. 5

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  1. 6

    あの大谷翔平が苦々しい顔でインタビュー拒絶…フジテレビと“愛車無断公開犯”元木大介氏の先輩づらに嫌悪

  2. 7

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  3. 8

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 9

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  5. 10

    グリズリーズ河村勇輝に試練!ルーキーが直面する超過酷な伝統「雑用係」衝撃の中身