芋澤貞雄
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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

市川海老蔵の130分曖昧反論は“火に油”…小林麻耶とのバトルは「泥沼の第2ラウンド」へ

公開日: 更新日:

 市川海老蔵(44)が、発売中の『週刊文春』(4月28日号)で、多重交際などの疑惑や妻・小林麻央さん(享年34)の治療をめぐる真相について答えている。

 義姉の小林麻耶(42)が、3月下旬からブログなどで海老蔵に関する暴露話を次々に公開。これに対し、沈黙を貫いていた海老蔵だが、ついに重い腰を上げて同誌の130分に及ぶロングインタビューに応じた形だ。この海老蔵の“釈明”に対し、麻耶は21日のブログで「腑が煮えくりかえる」とつづり、納得するどころか怒りをあらわにしている。今回のインタビューは明らかに火に油を注ぐ形となった。確かに、筆者が読んでも釈然しない点があり、むしろ疑惑が深まった印象すらある。

■麻耶の「襲われた」とする主張に曖昧な説明

 例えば、麻耶がブログで「ある朝、海老蔵に覆い被さられた」「襲われた」と告白していることについて、海老蔵は「誤解を招くようなことがあったのかもしれませんが…」と前置きした上で、「男女関係はなかった」「要は勘違いされている」と説明。さらに麻耶に「好き」と感情表現した事実があるのかどうかを文春が突っ込むと、「いや…好きって…分からないです」と実に曖昧な言い回しで答えている。もちろん麻耶に対する気遣いもあるのだろうが、白黒はっきり付けようとしない海老蔵に「誤解を招くようなことって?」「勘違いとは?」と聞きたくなる。

 それは『女性セブン』が報じた複数の女性との多重交際に関しても同じ印象を持った。海老蔵は「いや…どこからが交際なのかよく分かりません」とはぐらかし、複数の女性との肉体関係を問われると「正直、分からないですね」とし、「でも肉体関係があったかどうかってセンシティブなので…」と付け加えた。これだけでは「肉体関係があったのか分からない」のか「センシティブな内容だから喋れない」のかはっきりしない。

中途半端に答えるしかないのに海老蔵がノコノコ出てきた理由

 渦中の人物である海老蔵を引っ張り出し、口を開かせた週刊文春にはお見事と言うしかないが、今回のインタビューで逆に疑惑が深まった。海老蔵は中途半端に答えるより、むしろ黙殺していた方が賢明だった気もするが、ノコノコ出てきた彼には彼なりの事情を抱えているようだ。

「今回の騒動で海老蔵のひいき筋が最も問題視していたのは、麻耶の攻撃に対し、彼が頑なに沈黙を守り続けていることでした。そんな海老蔵に対し、『成田屋の看板に泥を塗られて平気なのか?』『なぜ反撃しないのか…それとも全て真実ということなのか?』という励ましの声とともに、日本の伝統芸能を背負って立つ名門の将来を案ずる声が寄せられていたといいます。なので、今回のインタビューの中身はどうであれ、海老蔵が重い口を開いたことで一応の成果は上げられたというのがひいき筋の評価です。これで“13代目市川團十郎白猿”襲名披露に向けて道は開かれたということでしょう」(梨園関係者)

 近々に発表されるであろう襲名披露の露払い的な意味合いが、今回の文春のスクープインタビューにはあったのではないかというのだ。

「ひいき筋のモヤモヤが解消されるということは、イコールたくさんの御祝儀に直結します。海老蔵としても“戦う姿勢”だけはどうしてもこのタイミングでアピールしたかったんでしょう」(同)

 成田屋の看板を背負っている海老蔵の立場も分からないではないが、今回のインタビューで麻耶のスイッチを再び入れたことだけは間違いない。遠からず、今よりももっとドロドロした形で海老蔵と麻耶の第2ラウンドが勃発するだろう。

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