てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「負け」を知った負けず嫌い 竹内涼真は「諦めない」の上を目指す

公開日: 更新日:

 5歳からサッカーに打ち込み、高校時代は東京ヴェルディユースに所属。プロを目指していたが、日本代表に選ばれるような天才たちに囲まれ、その実力の差に挫折を味わった。「負け」を知った負けず嫌いは強い。

 20歳の時に女性ファッション誌「mina」(夕星社)の男性モデルオーディションへの参加を勧められ、竹内は「これは獲るしかない、絶対にグランプリを獲ろう」と決意し、イメージトレーニングを重ねた(文芸春秋「週刊文春WEB」13年11月4日)。

 すると、本当にグランプリに。これをきっかけに芸能界入りを果たした。「仮面ライダーになりたいんですよ。僕は、悪と闘ったり、人々を守ったり、そういうカッコいい役をやりたい」(同前)とインタビューで語った翌年には本当に「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系)の主役を手にしたのだ。

 そんな竹内の信条のひとつが「“諦めない”の上を目指す」こと。絶対に諦めないのは前提として「僕はもうひとつ上の精神状態を目指している」(「with」=前出)のだと。

 例えばサッカーの試合で前半を0対3で負けていても、劣勢だと認めない。後半で巻き返せると信じ込んでいれば、勝つ方法しか思い浮かばないと言うのだ。「負け」を認めず、まだ試合の途中だと思えば負けることはない。いつか巻き返すことができるとポジティブに行動し続け、竹内は不屈の精神を手に入れたのだ。

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