綾野剛「オールドルーキー」好発進も不安要素 “スポーツ馬鹿”の描き方にリスペクトなさすぎ

公開日: 更新日:

■アスリートを見下すような演出

「制作陣にとって一番の懸念となっていた綾野さんのネガティブなイメージは、綾野さんのさすがの演技力で払拭した印象です。それよりも、気になったのは5歳からサッカーしかしておらず、サッカー以外何もしてきていない“サッカー馬鹿”の主人公を見下すようなシーンが多く見られたことです。特にスポーツマネージメント会社『ビクトリー』が、日本代表にまでなった主人公に対し『商品価値がない』と言い放ったり、『何でもやる!』と土下座までして頼んでいるのに、一社員が鼻で笑ったり、軽くあしらうシーンもありました。『すべてのアスリートにリスペクト』という企業理念を掲げているのに、リスペクトがなさ過ぎます」(制作会社関係者)

 高評価が続出したネットでも《サッカー日本代表に4回選ばれて、2ゴール決めた選手なのに扱い酷すぎない?》《J3とはいえチーム解散劇が唐突過ぎる》《J3にまで流れ着いた37歳の選手が自分のセカンドキャリアを一切考えていない人物造形には違和感》《Jリーグは選手のセカンドキャリアにも力を入れている》と、脚本と演出の詰めの甘さを指摘する声も見受けられた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白