滝沢秀明氏の新会社設立は“辞めジャニ”の受け皿に…古巣ジャニーズ事務所は余裕の静観

公開日: 更新日:

タッキー新会社に“辞めジャニ”が集まれば…

 ジャニーズ事情に精通するベテラン芸能記者はこう言う。

「要するに、タッキー新会社はいわゆる“辞めジャニ”たちのための受け皿なんです。ルールが守れないような不真面目な者はダメなのですが、タッキーは頑張っている子たちは全員、デビューさせてあげたいという信念を持っていますからね。

 また、先ごろ辞めジャニとなった、元『V6』の三宅健の合流説が一部で報じられましたけど、三宅は舞台でやれているし、この状態が続くのであれば、合流とまではならないと思います。タッキー演出の舞台に参加というような提携はあり得ると思いますが。真っ先に受け皿となるのは、ジャニーズ本体から捨てられたも同然の者たち。自分だけではどうしようもないけど、やりたい気持ちは誰よりも強いという者たちじゃないですかね」

 彼らはもともと才能があってジュニアになり、プロの舞台に立ち、トレーニングも積んできた。その面々が立ち上がるとすれば、ジャニーズ本体にとっても大きな脅威になるはずだ。

「今回のタッキー新会社設立は既定路線といいますか、予想されていたことですので、慌てふためいてはいないでしょう。もともとジュリーさん(56=現社長)は採算の見通しもなく、あれもこれもデビューさせても仕方ないという立場で、タッキーとは考えを異にしています。

 デビューさせるのであれば全力で売り出し、初登場売り上げ1位は当然、その後も売れ続けていかなければならない。それがジャニーズというブランドの責任で、タキツバ(タッキー&翼)が1位じゃなかったとき、レコード会社の担当らに激怒していたのを覚えています。いまもその方針は変わらず、そういう姿勢こそビジネスとしても当然だというのです。まあ、タッキーの動きは無視はできないけれど今のところは静観でしょうね」(前出のベテラン記者)

 芸能界では無敵のジャニーズ帝国に反旗を翻す形になったタッキー。しかしである――。正規軍相手なら勝負にならないが、辞めジャニ軍団がゲリラと化して戦線をかき回せばタッキー軍にも勝機アリ。天気晴朗ナレドモ波高シ、ではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」